かけるの千住日記

24 December

Gショック

あろうことか、洗面所にGが出没した。
あまりの奇襲攻撃に、まるで少女のような？「キャ」なぞという声をあげる。
中型のG。いったい、この寒さのなか、どうやって成長を遂げてきたのだろう。

隣接の、オフィス棟には、合同結婚式で知られる某宗教団体の拠点がある。
そこではしばしば会合がもたれており、ナレッジが浸透していない信者の方が、住居棟の玄関正面にあたる、彼らにとっての裏口に生ゴミを出しっぱなしにしたりする。
それが原因ではなかろうか。

と、まず人のせいにする４０代女性（匿名）。

もうっもうっもうっ。
寒いから大丈夫っと思ってキャベツとたまねぎを出しっ放しにしたからかしら。
お風呂の窓を換気のために一晩開けっ放しにしていたからかしら。

って結局、お前かっ。

もう。

さ、朝食後のお片づけも、お洗濯もの干しもまだだわ。いったい何をやっているのだか。

08:55:03 | tenkakeru | |

18 August

そうだったのか台湾と中国！（赤面）

池上彰さんの言っていることはすごく分かりやすい。

今、起きていることや、その原因、背景、登場人物などの関係をポイントをついて解説してくれる。まさに「そうだったのか！」と感じることばかりだ。
それまで、切れ切れにしか情報がはいってこなかったこと。いや、正直にいえば自ら学ぼうともしなかったことたち。これらに対し、私はぼんやりとしたイメージしか抱いていなかった。イメージとも言えないのかもしれない。

たとえばベルリンの壁。これは当然、東西ドイツ（当時）の国境にあると思っていた。
正確にいうと、東ドイツのなかにこつ然と存在する「ベルリン」という地域を、東ドイツ側と西ドイツ側に分断する壁だったそうなのだ。

またイスラエルとパレスチナ自治区。ぼんやりぼんやーりとした私の認識はこうだ。
「なんかアラブのほうの地域の人たちが対立しているところらしい。しかも一つの場所を二つの異なる民族が『おれらの聖地』と主張している。
また、たいへんな思いをしている「パレスチナの人たち」。「難民」という言葉が使われ、いかにもイスラエルは侵略者・悪者というイメージ。

しかし、今にいたる経緯をさかのぼーーーってみると、キリスト教、ユダヤ人迫害、イギリスのとった態度「どっちにもいいおカオ」、などなどが浮かび上がってくる。
両者のみの問題ではなくて、多くの「大国」たちの思惑が絡み合っている。

また、ホントにいまさらながらの中国と台湾。やっとうっすらとそれらの成り立ちの経緯が分かってきた。

国民党、中華民国、中華人民共和国、清…などなど私にとっては、このふたつの地域に関連するたくさんの固有名詞たち。これらが私の頭のなかをあっちにいったりこっちにいったりする。
「だから日本といえば日本なの！この日本なんだってば」という単純な認識しかないことを思い知らされる。もちろんこの認識だって、そう単純に割り切れるものではないわけだが。

なお日清戦争で勝利したのち日本は、それまで清の一部だった台湾を「植民地」化した。
日本による台湾植民地時代は、日本が太平洋戦争を敗戦で迎えるまで続いた。日本は、植民地の台湾で日本式スタイルを実施し、日本式秩序が整った地域になったそうだ。

日本が敗戦した太平洋戦争終結後、台湾は、「中華民国」に返還された。
さらにそこには「反共」を掲げ、中国共産党と対立した国民党が政府を設置した。
これに伴い、台湾は秩序や習慣というものを国民党スタイルにシフトすることになる。しかし、この「国民党スタイル」に、当時の台湾の人々は違和感をもつ。国民党スタイルは、それまでの日本スタイルを軸においた価値観で判断すれば、いってみればグダグダのぐずぐずで、なあなあ、だったからだ。
「日本の統治下にあったほうがよかった、ちゃんとしてた」というのが、当時の台湾の人々の率直な思いだったようだ。台湾の年配者に、「親日派」が多いのは、これが理由だという。

『そうだったのか！　現代史』（池上彰著）で恥ずかしながら「目からウロコ」。
続いてそれでも頭に入っていないことに気づきWikipediaや、ウエブ上の質問箱などをさらってみた。

そんなことをふまえたうえで、昨今の、尖閣諸島騒動を伝える情報番組を見てみると、へー、そういう解釈も成り立つのかもねえ。とちょっとだけ頭に足跡が残る。

ふー。世の中を知るのは、たいへんだ。私にとって。あーほんとに今ごろになって（赤面）。

15:12:50 | tenkakeru | |

07 July

近辺の英断。

自宅近くのスーパーで、とうとうレジ袋が有料となった。
前段階として、「レジ袋無し申請をすると買い物総額から２円引き」というシステムが運用されていたが、このたび華々しく「必要な場合は３円で販売」ということになったのだ。

私は２円引き時代から、なるべくレジ袋はもらわないようにしてきた。
エコのためではなく、ひとえに２円節約のためだ。
２円ぐらいでジタバタしても大勢に影響無しともいえる。
私はチューインガム愛好家の私は、しょっちゅう店舗も価格も選ばず粒ガムを購入する。そして同じガムでも２０円ほどの価格差があるが、「口さみしいと思ったときが、入手どき」というマイルールを真面目に実践している。だから、ちょっと冷静に考えてみると２円の節約が、大きく家計に貢献しているとは言えない。
しかし、レジの合計時に２円引かれる瞬間というのは、小さなヨロコビを感じる庶民の私だ。
レジ袋は、ゴミ袋として使うので、無駄になることはないのだが、ささやかな達成感と幸福の積み重ねが自己向上にもつながる、との信念のもと、結果的にスーパーの意図する「エコ」に貢献してきたのだ。

ただ、私はかなりあくどくせこい。
買い物の荷物を詰める台にはたいていのスーパーに、透明な袋が設置してある。
私は、これをそのときに必要な分量以上にしっけいしていく。生ゴミをまとめたり、一部使用した肉や野菜を小分けするのに使うためだ。あるいは旅行に行くときに、下着類を入れるために持参することもある。

しっけいするたびに「レジ袋 NOだけど、俯瞰してみると、これは逆に資源を無料で無駄使いしていることになるのではないか？」という疑問がわく。小心者のこころに、若干の良心の呵責の念が生じることは否めない。

今回、冒頭のスーパーで７月１日より「レジ袋のためにお金を支払う」というシステムが導入されたことにより、改めてマイ袋あるいは空き段ボール箱を使用する決意が固まった。
でも、そうすると、買い物の量を押さえ気味にしている自分がいたりする。
考えてみるにこれは、店側にとってみるとマイナス効果ではないのだろうか。

…そうやって、さまざまな角度から、本件を考察してみると、当該スーパーのこのたびの対応は英断といえよう。
まてよ、「売上げ減のおそれとビニル袋の、いっそうの大量喪失（注：私がおこなっているような）という犠牲を払ってまでも、エコ優先姿勢をつらぬくスーパー」と、多くの客が理解するとなれば、実質的な経済効果よりも、イメージアップによる長い目でみた生き残り作戦ということもできよう。

モノゴトは、一面的にみちゃいかんな。
でも家計上の節約はやっぱり、「いまいま必要ではない、とりあえず手に入れとこう」的よけいなものを買わないのが一番であろう。
その点私は自信をもって違う、といえよう。嗚呼。

17:19:45 | tenkakeru | |

誰のせいなのだろうか。

以前、こんなことがあった。
同級生のみっちゃんから「茶をしばきにいくべ」ととつぜん携帯にメールが入った。彼女は自分で小さな会社を経営している。

経営者って、こんなに横暴なわけ？と軽く額に筋を生じさせる私。もう。夕方なのに。店じまいに入るかなー♪今日は早めに帰ってDVDでも借りて家でみようっっと思っていたところなのに。いくら職場が近いからってさー、あたし別会社のヒトなんだけど。プンプン。
とはいえ律儀な私は、「ええで～」と返信し、終業時間のベルが鳴ると同時に席を立った。

みっちゃんはタバコをすいながら待っていた。私が、深い赤色をした昭和チックのソファに腰掛けたとたん、どうおもうーーー？ときたもんだ。

自身が関わってきたある製品に欠陥がみつかったという。これは、業務内容の違う２社が委託して取り組んでいた製品だ。
発注者側の担当者は、40代後半の女性（既婚らしい）。彼女、スミコさんは、みっちゃんの会社（＝A）の担当者イケメン30代・ハヤトがいたくお気に入りであった。（きゃ）
A・B２社の業務の棲み分けは、みっちゃんの会社が作業部隊、B社が工程管理、というものだった。
だから本来なら、スミコさんは何かあればまず別会社（＝B）を通して指示を出すべきだ。
しかし、直接やりとりする機会を増やしたかったのか、スミコさんはB社に知らせずハヤトに直接指示を出すことがしばしばあったという。そのためB社は、発注者から途中どんな指示が出されたのか、多くは知らないままであった。

で結果、欠陥の発覚である。

苦情はまず、発注者側の、スミコさんの上司から、B社に宛、CCにてA社のハヤトとみっちゃんにもメールで来たという。
ハヤトから「メールみました？」と聞かれ、みっちゃんがあわててみてみると、たんたんと（よけいヒヤっとする、こういう場合）B社に苦情申し立てる内容。
さっそく、B社のトップから、みっちゃんに電話があり「原因究明のため、途中の先方からの指示をすべて教えてもらえないか」と言ってきたそう。もろもろのやりとりの後、B社が「謝罪と原因究明結果」として出した文書は「最大の原因はオペレーションミス」。つまり作業者であるA社（＝ハヤト）のミスであるというものだ。

「自社のせいだけじゃない、と言いたいのは分かるけどさあ」とみっちゃん。
いわく、ミスは総合的、多角的なもの。さまざまな要因と不幸が重なった結果生じるものでしょう。
それをウチだけのせいにするなんて。ヒドイ！っていうのと、なんかその分析結果、「頭わるすぎないか？」って思うのよーー、とのこと。

フムフム。私は「このアイスコーヒーおごれよ」と心のなかで思いつつ耳を傾ける。
とはいえ、発注者のハヤトお気に入り状態は、変わらないそうなので今後の業務に大きな支障が出ることはなさそうだというのが救いだそうだ。とはいえみっちゃんは、「いちばん大きいのはハヤトと発注担当者間の『ホットライン』だと思うんだけどね、そこをまあ、いいかって思ってた私もいるからさ」と結んだ。
B社による「原因究明結果」は誰かをスケープゴートにしようという、偏った、しかし「これまでの腹いせ＝ウチを通さずに工程が進んでいった」が背景にあるのかもしれない。B社の出した原因究明結果からは、ミスは、複合要因によって発生しているのだからねっ、ディレクション担当のせいにしないでよね、あっちのせいもあるんだからねっという悲痛な叫びにも聞こえる。

「人的要員君」は、いたるところにいるものだ。意図せずぼんやりしていて私がなりやすい役割だ。嗚呼。

自社提供サービスが引き起こした重大災害の原因をこれまで想定外としていたのを、やっと「人災」と言及した会社があったな。とても当たり前だけれど、某社の体質やこれまでの流れを考えると、画期的結論だとのことだ。ある意味コワイかも。

15:23:08 | tenkakeru | |

06 July

年金がやってきた。

とうとう、ヤツに年金がやってきた。
来年の１月に成人式を迎える申年の人、はい、あなたですよ。お誕生日がまじかになると、くるようですね。

平成25年度から払うとして、月額15820円と、あるサイトにのっていた。え、そうなんですか、私が加入者になったころに比べて２倍弱だ。わー。

本件について、ヤツからの質問に答えながら、自身の知識のなさを実感するとともに、制度に関する不信感がつのるのを実感した。
いくら？え、15000円？１年分で？
「１カ月だようー」
げそんなに払えねえし。で、いくらもらえんだよ？
「えーとねー。うんー、たぶんずっと払わないともらえないよー」
ずっと払い続けんの？途中で辞めたらどうなんの？
「たしかねー25年間『加入』してないと、払い損になるんじゃないかなああ」
ふん、け。
「でもー、加入してれば確か障害年金っていって、なんか障害になったときに、支給されるやつもあるみたいだよーたしかー、あとなんだっけ、国民年金基金っていうのに入ると、もっといっぱいもらえたりするみたいよ、たしか・・」
・・・（すでにスルー）

まず、就労していない人は「いまは払えません申請」をしてとりあえずは資格キープしておく方法があるんだったよな？
ただお金を稼いでいるからといって、アルバイトの学生は、「だってオレの稼いお金、スキなことに使うためのもんだしさー」と思うだろう。学生ではないがヤツがそういう反応だ。
就労している人は、勤務先が厚生年金に加入していれば、おそらく「なんだか知らないうちに」毎月支払うことになるのだろう。だが国民年金に加入する人のなかで、真面目に納める人（納める気になれる人）はどのくらいいるんだろう。あ、これは私が若きころの認識を思い出しながらのコメントなのだが（恥っ）。

いまいまのことが最優先の若者に、この魑魅魍魎とした制度からは、「負担感」「なんかよけいな出費」ぐらいにしか感じないだろう。

ちなみに、いくらもらえんの？と聞かれたところで、「本当にもらえるのだろうか、生活に必要な額を＿＿＿」という疑問がフツフツと沸いてきた自分がいた。あたしのほうが、近い未来じゃないの。どうなんだろう？？

というところで、いきなり「国民年金問題」が迫ってきた本日であった。

23:15:14 | tenkakeru | |

日	月	火	水	木	金	土
			1	2	3	4
5	6	7	8	9	10	11
12	13	14	15	16	17	18
19	20	21	22	23	24	25
26	27	28	29	30	31